靴があるのに本人がいない!

徘徊をするようになったらどう対策すればいいの?

 

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  • 徐々に物忘れが多くなってきて、最近では徘徊までするようになってきた
  • 施設に入れるよりは、もう少し家族でサポートをしていきたい

 

徘徊中に事故に合うことも心配ですし、
徘徊しないように24時間見張るのも精神的にも体力的にも大変です。

 

何の解決にもならないと分かっていても、
徘徊する本人を責めたくなる事もあるのではないでしょうか。

 

ここでは、認知症の徘徊の症状について、
家族の負担が少しでも減るような対策をご紹介していきます。

 

 

認知症で起こる徘徊ってどんなもの?

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Original update by : イラストAC

 

徘徊は、認知症の中期になるとよく見られる症状です。

家の中や外を意味無く歩きまわっているように見えますが、
本人にとってはきちんとした目的があって歩いている場合が多いです。

 

徘徊がおこる原因としては次の3つの理由が挙げられます。

 

  1. 見当障害
  2. 不安やストレス
  3. 前頭側頭葉認知症

 

1.見当障害

徘徊の主な原因といわれています。

見当障害が起こると、自分が今、
どこにいるのか、どのような状況なのか理解出来なくなります。

迷子になってしまっても、誰かに道を尋ねるということに
気づくことも困難で、徘徊し続けることになります。

 

2.不安やストレス

今の状況に「居心地が悪い・不安だ」と感じると、
安心できる場所に帰りたいと思って家を出てしまいます。

行先は、生まれ育った場所や
自分が一番幸せだった場所だったりします。

「仕事に行く」「買い物に行く」「家に帰る(昔の)」
という目的を持って出かけるのですが、歩いている途中に
その目的を忘れてしまい、当てもなく歩き回ることになります。

 

3.前頭側頭葉認知症

前頭葉や側頭葉が委縮するタイプの認知症の場合は、
同じ行動を繰り返すという特徴があります。

このタイプの徘徊の場合は、
同じ場所を繰り返し歩きまわるので迷子にはなりにくいです。

ただし、事故にあうという危険性は
他のタイプの認知症と同じなので注意が必要です。

 

 

目的を持って家を出ても途中でその理由を忘れてしまい、
自分がどこにいるのか分からなくなってしまう徘徊。

家族は心配してあちこち探し回ることになります。

 

見つけた時にはホッとすると同時に、
「どうしてそんなことするの!」と怒りたい気持ちになりますが、
決して怒ってはいけないと言われています。

 

怒ってしまうと、今いる場所が「居心地の悪い場所」と認識されて、
もっと頻繁に徘徊するようになってしまい逆効果なのです。

 

それでは家族は、
徘徊に対してどのような対策を取ればよいのでしょうか。

次に見ていきましょう。

 

認知症で徘徊の症状がある時の対策とは?

認知症の家族に徘徊の症状が見え始めたら、
まずは「地域包括支援センター」へ相談に行きましょう。

地域によっては徘徊防止グッズのレンタルなどもありますし、
デイサービスやショートステイの利用の相談に乗ってもらえます。

 

介護する家族が共倒れにならないよう、
少しでも負担が軽くなるよう、頼れるところを探しておきましょう。

 

その上で取れる対策として、

 

一人にさせない

用事がある時はヘルパーさんに頼んだりして、
出来るだけ一人にする時間を短くしましょう。

 

ご近所の方やよく行くお店の方に、あらかじめ事情を話しておく

見かけたらをかけてもらったり、
家族の携帯に電話してもらうよう頼んでおくと安心です。

 

管轄の交番や警察署に顔写真と住所を届けておく

迷子になって保護された時に、連絡がスムーズになります。

 

身元が分かる物を身につけさせる

服の襟の部分に名前と住所が書かれた布を縫いつけたり、
財布などに連絡先を書いたカードを入れておきます。

 

夜間の徘徊に備えて、洋服は明るい色にして靴には反射ステッカーを貼る

から発見しやすくなります。

 

 

認知症の方の行方不明者は、年間1万人を超えると言われています。

徘徊しても行方不明にならないように、あらかじめ準備しておきましょう。

 

しかし徘徊中は、事故に遭ってしまうのではないか、
熱中症になってしまうのではないか、と気が気ではありません。

徘徊せずに済めば、その方がずっと気が楽です。

なんとか引き留める方法はあるのでしょうか。

 

徘徊をしようとする時に引き留める方法はある?

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Original update by : イラストAC

 

徘徊しなくてすむような工夫として、次の4つが挙げられます。

 

  1. 徘徊の目的を知る
  2. 関心をよそに向ける
  3. 一緒に出かける
  4. 居心地の良い環境を作る

 

1.徘徊の目的を知る

まずは、何のために徘徊するのか、目的を探りましょう。
その時は本人の話を否定せず、じっくりと耳を傾けます。

ソワソワしている場合は、
「トイレに行きたい」「眼鏡を探している」などの理由かもしれません。

居心地が悪くストレスを感じて出ていきたいのかもしれません。

 

2.関心をよそに向ける

どこかに行こうとしているのが分かったら、
関心をよそに向けるような言葉がけをしてみて下さい。

例えば、本人が会社に行こうとしていたなら、

「今日はお休みですよ。」
「かばんの中身を一緒に探しましょう。」

などと声かけしてみて下さい。

 

以前いた家に帰ろうとしているのなら、

「今日はもう遅いから泊まっていってください。」
「お茶を入れたから飲んでいってください。」

など、お客様扱いするのも効果的です。

 

3.一緒に出かける

徘徊は行方不明や事故の心配がありますが、
歩くことは悪いことではありません。

出掛けようとしていたら一緒に外出してみて下さい。

徘徊の本当の目的が分かるかもしれませんし、
その後一人で徘徊してしまった時に、だいたいの見当がつくこともあります。

また、家に閉じ込められているというストレスが発散されて、
徘徊が収まるケースもあります。

 

4.居心地の良い環境を作る

家の中をウロウロするのはOKにしましょう。
その上で、段差を取り除いたりして危険を排除します。

部屋やトイレの場所が分からなくならないように張り紙をしたり、
夜間は廊下に常夜灯をつけたりします。

外に出ようとカギを壊そうとする方もいますが、
ドアに「故障中」と張り紙することで
出て行こうとしなくなったりします。

家の居心地の悪さは徘徊の原因になりますので、
見直せるところは見直してみて下さい。

 

徘徊しようとする気配を感じるために、
部屋や玄関にセンサーを置いたりすることも有効です。

介護保険でレンタルできる場合もありますので、
地域包括センターに相談してみて下さい。

 

また夜間だけでも、
内側から開けられないカギを取り付けるという方法もあります。

閉じ込めてしまうような感じがして気が引けますが、
介護する家族が安心して睡眠を取ることも優先させましょう。

 

認知症の人が徘徊でいなくなった場合の探し方とは?

いくら徘徊させないように工夫をしても、
24時間ずっと見張っているのは限界があります。

万が一徘徊してしまった場合、どのように探したら良いでしょうか。

 

探す際の手順は、

 

  1. 警察に届ける
  2. 心当たりのある場所を探す

 

まずは、警察に届けましょう。

その後すぐに心当たりの場所で見つかっても
恥ずかしいことはありません。

 

近所で見つかれば良いのですが、
タクシーや電車を使って遠くまで行ってしまう事もあります。

GPS機能の付いた携帯などを利用して
居場所を特定出来ればよいのですが、
常に持ち歩かせるのに皆さん苦労しています。

 

GPSを持ち歩かせる工夫として、

 

  • 杖に付ける
  • 上着の内ポケットに入れておく
  • ベルトに付ける
  • 小銭入れに入れておく
  • 靴に装着する

 

などが挙げられますが、いつも身につけていない物は、
途中で取ってしまうことがあるので注意が必要です。

 

徘徊したら出来るだけ早く気付けるよう、
周囲の方と連携できる体制を整え、
持ち物に連絡先を記入しておくことが有効です。

 

認知症での徘徊対策|まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

徘徊で行方不明になる方は年間1万人を超えています。

一度徘徊が始まってしまうと、介護する家族の心労は倍増します。

 

徘徊する前に引き留める方法として、

 

  •  徘徊の目的を知る
  •  関心をよそに向ける
  •  一緒に出かける
  •  居心地の良い環境を作る

 

この4つを心がけてみて下さい。

 

その上で、徘徊しても焦らなくて済むよう、
事前に周囲に協力をお願いしたり、安全対策を取っておきましょう。

家族が共倒れにならないように、
頼れる場所を確保しておくことを忘れずに。



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